11日ごろにかけ県内大雨の恐れ

 新潟地方気象台によると、梅雨前線や低気圧の影響で県内は11日にかけて大雨の恐れがあり、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意、警戒が必要だ。

 梅雨前線上の日本海西部にある低気圧は、9日にかけて東に進み、北陸地方に接近する見込み。前線や低気圧に暖かく湿った空気が流れ込み、県内は大気の不安定な状態が続くとみられる。

 上越市は4日の降り始めからの雨量が8日午後4時までに吉川区で140ミリ、安塚区で120ミリをそれぞれ超えているが、7日からほぼ変わっていない。

 県内は9日明け方にかけて、1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る所がある見込み。また、11日ごろにかけても大雨となる恐れがある。9日午後6時までに予想される24時間降水量は上越70ミリ。また、10日午後6時までに予想される24時間降水量は上越50ミリ。梅雨前線の活動が予想より活発になった場合、警報級の大雨となる恐れもあるという。

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