【車いすテニス】大谷桃子が上地結衣にストレート勝ち 東京パラ金へ好発進

テニスのウィンブルドン選手権車いすの部(英国・ロンドン)が8日に行われ、女子シングルス1回戦で初出場の大谷桃子(25=かんぽ生命)が第2シードの上地結衣(27=三井住友銀行)を6―3、6―4で下し、準決勝進出を決めた。

4大大会では、上地が勝利を収めた昨年の全仏オープン(フランス・パリ)決勝以来の対戦。しかし、この日の大谷は序盤からスライスショットなどでペースを握り、第1セットを先取した。

第2セットは上地の粘りに遭ったが、振り切って大きな1勝を挙げた。大谷は昨年9月に初めて4大大会(全米オープン)に出場を果たすと、その後は次々と好成績をマーク。1か月半後に迫った東京パラリンピックの代表にも内定しており、かつて本紙に「目標は金メダル獲得なので、頑張りたい」と決意を口にしていた。

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