“夏男”広島・長野が代打V弾!「たまには仕事しないとヤジられる」

広島・長野

待ちに待った夏がやってきた。広島の〝夏男〟長野久義外野手(36)が8日のDeNA戦(マツダ)の3―3の8回二死二塁で代打で登場。エスコバーの初球、156キロ直球をとらえて左翼へ2号2ランを放ち試合を決めた。

2回に2ランを打った林とともにお立ち台に上がった長野は「横にいる林君がチャンスメークしてくれた。何とか入ってくれという気持ちで走っていました」と話し「たまには仕事しないとファンの皆さんにヤジられるので今日は良かったです」と照れ笑いを浮かべた。

既にシーズン中盤に突入しているが、この日を含めて38試合の出場にとどまっている。それでも首脳陣からの信頼は厚い。コーチの一人は「やっぱり長野の経験は大きい。ここぞの場面は相手投手の左右で長野か松山という選択肢になる」と明かす。

佐々岡監督も「ああいう場面でしっかりと初球からとらえてくれて、最高の結果になったと思います」とたたえた。長野の活躍でDeNAとの3連戦でのカード負け越しを回避。これから〝夏男〟がさらに調子を上げていく。

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