【MLB】大谷翔平は「米スポーツ界最高のスター」 レブロンやブレイディさえも超えるワケ

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷翔平が現時点で「今季のMVPであることに疑いの余地はない」

エンゼルス・大谷翔平投手がメジャーを席巻している。打撃では両リーグ通じてトップの32本塁打、投手としては4勝をマーク。投打二刀流で活躍する姿はファンの興味をかき立て、今や一挙手一投足が注目される存在になった。MLB公式サイトは、大谷が現在の米スポーツ界で最高のスターであると伝えている。

「私たちは地球上で最も素晴らしいShoを目撃している」とタイトルがつけられた記事は「現在、米国のスポーツ界で最大のスターは、ベーブ・ルースがそうであったように野球選手だ」として大谷を紹介。「日本の北部に位置する岩手県の花巻東高校に通い、ファイターズでプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせた男だ」と報じた。

米スポーツ界では現在、多くの若い才能が溢れているが、大谷は「他の誰よりも際立ち、誰もが見たいと思う存在だ」と指摘。現在のスポーツ界最大のスターであり、「最後に野球選手がスポーツ界で最大のスターになったのはいつのことだろうか?」としている。

名言で大谷翔平評「天才は他の誰も見ることができない標的を射る」

また、哲学者のアルトゥル・ショーペンハウアーの名言「才人は他の誰も射ることができない標的を射る。天才は他の誰も見ることができない標的を射る」を紹介。これこそが大谷であると称えている。

健康であれば球界最高の選手として認識されるであろうエンゼルスのマイク・トラウト外野手は負傷のため今季出場は36試合にとどまる。「少なくとも現時点ではオオタニが今季のMVPであることに疑いの余地はない」と説明し、チーム事情にも言及。大谷は現在、エンゼルスを牽引しており「トラウト復帰後のエンゼルスに希望を抱かせている」とも解説している。

ここ1年間、米スポーツ界では比較的年齢の高いアスリートがアメージングなことを成し遂げてきた。長きにわたって米スポーツ界最大のスターに君臨するレブロン・ジェームズは2019~20年シーズンで再びタイトルを獲得し、トム・ブレイディも43歳で7度目のスーパーボウル制覇を成し遂げた。クリス・ポールも、レイカーズが優勝した時のレブロンよりも1歳年上の36歳の今、サンズで初のタイトル獲得に向かっている。

しかし、大谷は「本人しか見ることのできない標的を射続けている」と指摘。今週27歳になったばかりの男が現在のスポーツ界における最大のスターであることを「ベーブも完全に理解してくれるだろう」と伝えている。(Full-Count編集部)

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