「気が引き締まる思い」 五輪選手団服装届く 気合入る空手形監督・佐久本氏

 東京五輪に臨む男子空手形代表の喜友名諒(劉衛流龍鳳会)と、形監督で師匠の佐久本嗣男氏の下に、代表選手団用の服装一式が8日までに届いた。オレンジ基調のスタイリッシュなウエアやジャケットを手にした佐久本氏は「いよいよ五輪が迫ってきたと感じる。気が引き締まる思いだ」と気合を入れた。

 一式は専用のスーツケースに入った状態で2日に届いた。左胸に日の丸と五輪のマークが入った正装用のジャケットには、内側に個々の氏名が刺しゅうされている。選手やコーチ陣など一人一人採寸し、特注で作られたものだという。

 佐久本氏は「五輪選手になればこんなにかっこいい服が届く。沖縄の子どもたちにも見てもらい、夢や希望を持つきっかけになってほしい」と笑みを浮かべる。開幕が23日に迫る中、連日喜友名と共に最終調整に汗を流しており、「満点を取って『沖縄の空手ここにあり』ということを示したい」と力を込めた。

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