気象庁は、山口県で災害につながるおそれがある猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を発表した。
【記録的短時間大雨情報 1時間雨量】
山口県
岩国市美和付近 約100ミリ(午前8時30分)
朝鮮半島にある梅雨前線が対馬海峡を南下し、九州北部地方に停滞する影響で、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっている。
岩国市では、午前8時40分に土砂災害警戒情報が発表された。
降り続く大雨のため、警戒対象地域では土砂災害の危険度が高まっている。きょう昼過ぎにかけて局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、11日(日)にかけて大雨となるおそれがあり警戒が必要となる。
【警戒レベル4相当情報[土砂災害]】
避難が必要となる危険な状況となっている。崖の近くなど土砂災害の発生しやすい地区に住む方は、早めの避難を心がけるとともに、市町から発表される避難指示などの情報に注意が必要だ。
記録的短時間大雨情報とは
1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測または解析し、さらにその地域にとって数年に一度程度しか発生しないような大雨である場合に発表される情報。周辺地域では、土砂災害や河川の増水など、災害の危険性が高まっているため警戒が必要となる。