「内村選手、応援しとっけん!」 諫早市民が寄せ書き、動画でエール送る

激励の寄せ書きを内村選手の両親に披露する大久保市長(左)=諫早市役所

 長崎県諫早市は8日、同市出身で、4大会連続の五輪に臨む体操男子鉄棒の内村航平選手に、母校の後輩や市民ら約70人が応援メッセージを寄せ書きした日の丸の旗や、応援動画DVDを贈った。市役所で同日あった激励会で、父和久さん(60)と母周子さん(61)が大久保潔重市長から受け取った。
 応援メッセージは内村選手が通った、みたち保育園、市立みはる台小、市立諫早中の子どもたちのほか、諫早駅の利用客が書き込んだ。約3分の応援動画は市内各地で収録。市民が「応援しとっけん、頑張って」などとエールを送っており、今月中旬から市の公式ユーチューブチャンネルで公開する。
 激励会で和久さんは「国民の皆さんが感動できる演技ができることを(私たちも)祈念している」、周子さんは「(本人が)DVDを見たら、みんなのために頑張ろうとますます強い気持ちになってくれると思う。コロナに負けず、闘いながら行われるオリンピックを心から応援させていただきたい」と述べた。
 周子さんは終了後、無観客開催について報道陣に「受け入れるしかない。(無観客でも私たち親が)やるべきことを、やろうと思う」と語った。

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