新井・「打倒新井高」掲げ 己に挑み、勝つ野球

 打倒、新井高校―。自身らが課した目標を達成できずに試合を落とすことが続き、チームのスローガンが定まった。佐伯監督は「それぞれがやるべきことをしっかりとやることで、自分たちに勝ちたい」と力を込める。

 攻撃では1番・植木の出塁が流れを呼び込む。足が速く、状況判断にたけた走塁で好機を演出し、エースでポイントゲッターの2番・岡本や遠藤、西戸、浅野のクリーンアップで畳み掛ける。下位打線にはチャンスメークが期待される。

 投手陣は岡本に全てを託す。完投能力のある最速142キロ右腕が、同じ清里中出身の正捕手・田浪とのバッテリーで試合をつくり、内外野がしっかりと守って盛り立てる。

 主将も務める岡本は「これまでは大事な一球に泣き、接戦を物にできず負けてきた。(今大会では)自分たちに負けない」と意気込む。

 マネジャー・下室未空さん(3年) 人数が少ない分、工夫しながらやってきた。学年関係なく良い、悪いを言い合える、仲の良いチーム。「打倒、新井高校」を果たしたい。

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