旬の素材(梅・赤しそ・フルーツ)を使ったすっきり爽やか手作りドリンク!キャンプに持参&暑い夏にピッタリ!

6月頃から夏真っ盛りの8月終わり頃までスーパーでも手に入る梅や赤しそ...さらに旬のフルーツで手作りドリンクを作ってみませんか。この美味しさを知ってしまったら、病みつきになってしまいます。今回は、見た目にも爽やかで夏にピッタリな「手作りドリンク」をご紹介します。完成するまでの時間も含めて楽しみながら、是非挑戦してみてくださいね。キャンプに持参すれば作業の合間に喉すっきりですよ。

【レシピ1】毎年作りたくなる夏ドリンク「梅ジュース」!基本の飲み方や梅の実を美味しく食べる方法も

暑さが厳しくなってくる6月中旬~8月にかけて旬を迎える「梅」。この時期にしか手に入らない梅の実で作るジュースはすっきりと爽やかな味わいで、暑い夏にピッタリなドリンクです。

自分で手作りするため、どんな材料が使われているのか全て把握でき、安心して飲むことができるのも嬉しいですね。

また、素材100%の味は市販品とは別格。この美味しさを知ってしまったら、毎年このシーズンが来るのを楽しみにして作りたくなりますよ。

筆者撮影

火を扱わないので、小さな子どもと一緒に作るのにもピッタリな梅ジュースのレシピを紹介します。

作り方

筆者撮影

【材料】
・梅の実(冷凍):1kg
・氷砂糖:800g~1kg
・保存用の瓶:3L用

◎氷砂糖と一緒に入れるだけで簡単に作れる「梅ジュース」の作り方。季節を感じる、夏ドリンクの代表です。

【作り方】
1.梅を用意し、優しく水で洗います。

筆者撮影

2.竹串や爪楊枝を使って(刺して)、ヘタを取り除きます。

3.梅の実をジップロックなどの袋に入れて、24時間以上冷凍させます。

筆者撮影 手順2の様子

\美味しくするためのポイント!/

☆梅の実をしっかりと冷凍することで、梅の実からシロップが出やすくなり早く梅ジュースを作ることができますよ。

4.ホワイトリカーなどのアルコールで消毒した瓶に、氷砂糖1/3を入れます。

5.「手順4」の上に、梅の実を1/2入れ...その上に氷砂糖1/3を入れます。

6.「手順5」の上に、残りの梅を入れ、一番上に残りの氷砂糖を全て入れ、蓋をします。

7.2~3日するとシロップが出てくるので、優しく瓶を振ってあげてください。

筆者撮影 手順4の様子
筆者撮影 手順6の様子

\美味しくするためのポイント!/

☆瓶を振ることで、全体にシロップがかかり早く完成させることができます。氷砂糖が全て溶けているかを見ながら、1週間~10日すると完成です。

完成したら、梅の実は取り除き、シロップは冷蔵庫に入れて保存してください。

梅ジュース作りには以下のような保存容器とレードルがおすすめです。

基本の飲み方

氷を入れたグラスにシロップを入れ、水や炭酸水でお好みの濃さになるように割って飲むととっても美味しいです。筆者はシロップの水を1:4で飲むのが好みです。

「アレンジしてみたい!」という方は、牛乳で割って飲むと「飲むヨーグルト」のような、ラッシー風になるんです。牛乳が苦手なお子さんでも美味しく飲めるので、おすすめです。

意外と困る!? 漬け終わった梅の実を美味しく食べる方法

実は筆者も数年前から梅ジュースを手作りしているのですが...「残った梅の実を残さず食べきる方法」に困っていました。

今までは梅ジャムや梅ピューレにして、ヨーグルトに入れたり、パンに塗ったりしても美味しく食べていたのですが、結構な量になるので全部食べきる前にカビが生えてきてしまうんですよね。(
量が多かったら小分けにして冷凍保存しておくと長持ちするのでおすすめです)

とはいえ、なかなか使いきれないので、筆者は、そのまま冷凍した梅の実を氷替わりに使ってしまうことが一番多いです。(梅ジュースを飲むときに入れると見た目にも良い)

冷凍した梅の実は、半解凍して細かく刻みバニラアイスにかけたり、そのまま食べても美味しいですよ。

ハピキャンでは以下のような「氷の保存」に関する記事もありますので、キャンプに持参する場合は応用してみるのもいいですね。

【レシピ2】爽やかな味わい「赤しそジュース」!使い終わったら再利用で自家製〝ゆかり(ふりかけ)〟を

どこか懐かしい味の赤しそジュース。材料となるのは「赤しその葉」ですが、梅の実と同時期に収穫されます。(当然と言えば当然ですが...)

こちらも夏の風物詩と言っても過言ではありませんね。

そこで、梅ジュースと同様に手作りで、爽やかな味わいの「赤しそジュース」を作ってみましょう。

赤しそは暗い紫色をしているのに、リンゴ酢を加えると鮮やかな赤紫色に変化するのも実験みたいで面白いですよ。

作り方

【材料】
・赤紫蘇(葉のみ):1束(170~200g)

・砂糖:150~170g

・リンゴ酢:150ml(お酢やクエン酸でも可能)

・水:1L

筆者撮影

【作り方】
1.赤しその葉を摘み取ります。

2.葉をボウルに入れ、水でよく洗います。(泥が付いていることがあるので、しっかりと洗ってください)

筆者撮影 手順1
筆者撮影 手順2

3.鍋に1Lのお湯を沸かし、葉を数回に分けて入れそのまま弱火で10分程度煮ます。

筆者撮影

4.ザルなどで、赤しそを漉します。

筆者撮影

5.砂糖を入れて良く溶かします。

6.火を止めて、リンゴ酢を入れたら完成です。

筆者撮影 手順5の様子

\美味しくするためのポイント!/

☆リンゴ酢やお酢などの酸性のものを加えることで、色鮮やかなジュースになります。

お酢やクエン酸でも美味しいですが、リンゴ酢を入れることで、よりまろやかなジュースになります。

基本の飲み方

氷の入れたグラスにシロップを入れ、水や炭酸水でお好みの濃さになるように割って飲むととっても美味しいです。筆者はシロップの水を1:3で飲むのが好みです。

「アレンジしてもっと美味しく!」という方は、完成したシロップと豆乳を1:1の割合で割って飲んでもとっても美味しいです。

キャンプへの持参にはこれからの季節を考えるとポータブル冷蔵庫を活用してみるのも手ですね。

使い終わった赤しそを再利用!自家製ゆかりの作り方

使い終わった赤しその葉を捨てるのはもったいないですよね。そこで、簡単マイルドな手作り「ゆかり(ふりかけ状になった赤しそ漬け)」を作りましょう。

【材料】
・残った赤しその葉:150g
・塩:小さじ2~3

【作り方】
1.残った赤しそを手でしっかりと水気を絞り、塩を混ぜます。

2.耐熱容器に「手順1」を並べ、ラップをせずに電子レンジ500Wで3~4分加熱。様子を見ながらカリカリになるまでこの作業を3~4回繰り返してください。

3.ミキサーで細かく砕いて完成です。

※ミキサーがない場合はポリ袋などに入れ、上から棒などでたたいて潰して細かくしてもOKです。

\美味しくするためのポイント!/

☆市販のゆかりよりもマイルドな仕上がりです。味が薄く感じる場合は、塩やゴマなどを入れて好みの味に調整してくださいね。

筆者撮影

キャンプの朝ごはんで食べるように持参してもいいですね。

旬の食材を使ったフルーツビネガーもおすすめ!ジュースでもかき氷のシロップとしても味わえる

夏に旬を迎える「すもも」や「パイナップル」、比較的いつでも手に入る「レモン」や「キウイ」などのフルーツを使った手作りフルーツビネガーもおすすめです。

今回は一例としてパイナップルで作ってみます。

【材料】
●フルーツ(今回はパイナップル)
●氷砂糖
●リンゴ酢

☆消毒した瓶に、フルーツと同量の氷砂糖とリンゴ酢を用意します。

筆者撮影

【作り方はとっても簡単】

●全ての材料(フルーツ・氷砂糖・リンゴ酢)は、1:1:1の割合です。

●氷砂糖→フルーツ→氷砂糖の順に入れて、上からリンゴ酢を入れ、数日~1週間程度置いておけば完成です。

●途中、瓶を揺すりながら全体を混ぜてあげてくださいね。

筆者撮影
筆者撮影 水や炭酸水と割って飲むとさっぱりしていて美味しいです

エキスがしっかり出ているためとても美味しく、炭酸水で割って飲んだり、かき氷のシロップにしたり味わい方は様々...是非作ってみてくださいね。

キャンプに持参!? 旬の食材を使った自家製「夏ドリンク」を おうち時間を楽しみながら作ってみよう

筆者撮影

夏にピッタリの爽やかな味わいの手作りドリンクをご紹介しました。旬の素材を使うことで季節を感じることができますし、何よりこの美味しさを知ってしまったら、きっと毎年このシーズンが来るのが楽しみになるはずです。キャンプやお家キャンプで、是非味わってみてはいかがでしょうか。是非今年の夏は手作りドリンクを作って、元気に暑い夏を乗り越えましょう!

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