【DDT】クロちゃんが8・21川崎で電流爆破参戦 大仁田に「電流爆破の利権を賭けろ」

(左から)ササダンゴ・マシン、クロちゃん、乃蒼

DDTは9日、「WRESTLE PETER PAN 2021」(8月21日、富士通スタジアム川崎)で、安田大サーカスのクロちゃん(44)が電流爆破デスマッチに参戦することを発表した。

同大会ではすでに大仁田厚(63)の参戦と第0試合での電流爆破戦開催が発表されていた。クロちゃんは昨年12月23日にABEMAで配信された「スカイツリー路上電流爆破プロレス」で大仁田から勝利を収め、リベンジマッチを要求されていたが、これを拒絶していた。

この状況を受け高木三四郎社長(51)、スーパー・ササダンゴ・マシン、松竹芸能の紀井英顕マネジャーがこの日、本人に無断で記者会見を行い、参戦合意書へのサインを強行。人権侵害に近い行為にクロちゃんは「どうなってんだ、ちょっと! 本当にやらないからな! 勝手に会見して、イカれてんな、まじで。完全勝利したんだから、意味わからない」と乱入し調印阻止を試みた。

ならばとササダンゴは東京女子プロレスの乃蒼ヒカリ(23)を呼び込みクロちゃんの説得を試みる。最初は黙っていたのに突如として態度を豹変させたヒカリは「デスマッチ、私がやりたいんだからお前覚悟決めろよ」と理不尽な要求とともにクロちゃんに殴る蹴る踏みつけるの暴行を加え始めた。そうこうするスキに参戦合意書への調印が完了。晴れてクロちゃんのデスマッチ出陣が確定し、クロちゃん、ササダンゴ、黒田哲広、ヒカリ組VS大仁田、高木、彰人、伊藤麻希組の電流爆破8人タッグマッチが正式決定した。字面だけだとだいぶクロちゃんが気の毒な展開に見えるが、実際に動画で見てもらえば「ああ、まあ…いいか、それで」とすんなり受け入れられるから不思議だ。

実際に退路を断たれたクロちゃんはそれなりにやる気を出しはじめ「立ち上がれないように、今回は人工関節しっかり溶かして、二度とリングに戻ってこれないようにしてやるよ。アイツの持ってるものを全部奪って、引退させる」と大仁田に宣戦布告。「俺だけ損することになるしハイリスクじゃん。だから大仁田厚、お前は電流爆破の利権を賭けろ。やってやるよ、歌舞伎座電流爆破。松竹本社でもやってやるからな。東銀座を火の海にしてやるよ」と話を飛躍させていた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社