上越市立高士小(堀川邦夫校長)の3、4年生13人は6日、校内で育てているブドウの房に紙袋をかぶせる作業を行った。
3、4年生は地域の偉人である川上善兵衛を学ぶ一環としてブドウを栽培している。ブドウ棚は約1アールの面積があり、マスカット・べーリーAとデラウェアを育てている。
この日はブドウ栽培経験がある飯野憲靜さん(78、同市飯田)を講師に招き、緑色の房に紙袋を取り付けた。紙袋は虫や病気、雨などから房を守る働きがある。児童は踏み台を使って身長を超える高さのブドウに、丁寧に袋をかぶせた。
約1時間で500個以上の房にかぶせ、後は収穫を待つばかり。デラウェアは8月上旬ごろ、マスカット・べーリーAは9月下旬から10月上旬にかけての収穫になる見通しという。
初体験となった保坂一晴君(3年)は「変な場所に引っかかっているブドウがあって難しかった。甘くておいしいブドウになってほしい。食べるのが楽しみ」と話していた。