三浦市初声町入江のホームセンターに４日、地場野菜の直売コーナーがオープンした。「商店街もなく、買い物に苦労している地域」を元気にしようと、地元の市民グループ「うぶごえ」が始めた。野菜農家７軒が参加している。
コーナーが設けられたのは、「カインズホーム三浦店」の店内入り口付近。市民グループが同店の協力を取り付け、実現させた。
新鮮な大根やブロッコリー、キャベツ、長ネギなどが並んだ。開店間もなく来店した近所の男性（７３）はニンジンなど４品を買い求めながら「近くで野菜が買えるようになって助かるよ」と笑った。
生産者グループの加藤泰雄代表（６８）は「まちおこしのために少しでも役に立ち、末永いお付き合いができれば」。うぶごえの石渡道臣代表（６５）も「直売をきっかけにまちを活性化させたい」と、オープンの様子を見守っていた。
直売コーナーは、３月中は金、土曜日の週２回、午前９時半から。４月からは木、金、土曜日の週３回を予定。
