巨人・坂本がまさかのトンネル 首位攻防戦で連続失策から先制点献上

ぼう然とする坂本

巨人が9日、甲子園球場での阪神との首位攻防戦で守備のミスから先制点を献上した。

試合が動いたのは両軍無得点だった3回。先発した戸郷は2回まで17球の省エネ投法で快投を演じたが、拙守から流れが阪神サイドに傾いた。先頭打者の佐藤輝の強い当たりのゴロを一塁手のウィーラーが後逸。続く中野の遊撃へのゴロは完全な併殺コースとなったが、を名手・坂本がまさかのトンネル…。無死一、三塁とピンチが広がり、一死後に近本の二ゴロの間に三塁走者の生還を許し、糸原の右前への適時打で2点目を献上した。

試合開始前の時点で2位の巨人は阪神と2・5ゲーム差。巨人にとっては是が非でもモノにしたい3連戦初戦だけに、打ちまくってミスを取り返すしかない。

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