東京オリンピック・パラリンピックのセキュリティ対策確認に向けて「水際・防災対策連絡会議」を開催

新潟港水際・防災対策連絡会議の様子

国土交通省 北陸地方整備局 新潟港湾・空港整備事務所は9日、新潟県との共催で、水際・防災対策連絡会議を開催した。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の期間中のセキュリティ対策としての情報収集体制の強化や、情報連絡体制の再確認を徹底するために開催したもので、「新潟港 水際・防災対策連絡会議」を新潟県庁と新潟港湾・空港整備事務所で、「直江津港 水際・防災対策連絡会議」を新潟県上越地域振興局で、「両津・小木・二見港 水際・防災対策連絡会議」を佐渡島開発総合センターで開催した。

参加メンバーは関係する行政機関、関係団体・事業者のほか、感染症の有識者で、議題は「大会期間中における危機事案発生時の情報提供」「出水期に向けた体制の強化」「港湾における感染症BCP」など。

このうち、「大会期間中における危機事案発生時の情報提供」については、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のセキュリティ対策強化の一環として、昨年度末から内閣官房に「セキュリティ調整センター」が設置され、9月の大会閉会ごろまで情報集約や危機事案発生時の対応などを行うことになっているという。

そこで、港湾関係事業者に対し、「爆発物事案」「大量殺傷型事案」「輸送障害」「その他社会的反響の大きい事案」などが発生した場合は迅速に各地方整備局に情報提供を行ってもらうよう依頼した。

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