〝ウル虎ラッキー〟阪神コールドでG倒 矢野監督「運も味方に」

降雨コールド勝ちが決まりファンの声援に応える阪神ナイン

9日の阪神―巨人戦(甲子園)は、7回表途中から降りだした猛烈な雨の影響でグラウンド状態が不良となり中断。27分間の中断後、審判団は審判続行不能と判断し、4―1とリードしていた阪神のコールド勝ちとなった。

9連戦最大の山場、首位攻防のTG決戦を矢野阪神がラッキーな形で制した。先発の秋山拓巳投手(30)は、7回途中を6安打1失点で完投し7勝目(4敗)をマーク。7回にウィーラー、松原に連打を浴び無死二、三塁とこの日最大のピンチを迎えた時点で〝恵みの雨〟が降り始め、結果的にそのままゲーム終了となった。

疲労が蓄積気味だった救援陣もこの日は出番なし。矢野監督も「結果的にはね(岩崎)優やスアちゃん(スアレス)も休ませることができた。運も味方についてくれた。調子が出てない選手も(今後)状態をあげてくれれば」と、ありがたい〝慈雨〟にほほを緩めた。

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