新潟市中央消防署が7月17日に海開きとなる関屋浜海水浴場で消防訓練を実施

新潟市中央消防署は9日、7月17日に海開きとなる関屋浜海水浴場(新潟市中央区)で消防訓練、人命検索訓練・溺者救助訓練を実施した。

訓練は、平成26年に新潟市西蒲区で発生した海の家8棟が燃える大火災を教訓に、海の家の防火管理体制の強化、火災発生時の初動対応を確認することのほか、消防隊による火災及び水難救助への対応力の向上を目的に実施。火災対応3隊13名、水難対応3隊13名(重複あり)の計5隊22名の消防隊員が参加した。

消防訓練では、海の家からの出火を想定した訓練、関屋浜地内の浜茶屋「川辰」の調理場から出火、初期消火に失敗し天井まで火が燃え移ったと想定し、通報、避難誘導および放水など一連の流れを確認した。また水難事故における人命検索訓練・溺者救助訓練では、ドローンを使用して溺者を検索・発見し、消防隊が救助する訓練を行なった。

訓練終了後、新潟市中央消防署 地域防災課の小野博文課長は、「ルールを守り、新型コロナウイルスによる新しい生活様式を守りながら海を楽しんでいただくとともに、熱中症、そして火災予防にも気を付けていただきたい。消防署としても何かあれば万全な体制で対応できるよう務めていく」などと話していた。

海の家の出火を想定した放水訓練の様子

ドローン(写真上部)で溺者を検索、消防隊員が救助に当たる訓練も行った

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