巨人・原辰徳監督(62)が阪神との首位攻防戦第1ラウンド(9日、甲子園)敗戦にも、素早く気持ちを切り替えた。
3点を追う7回無死二、三塁の好機で降雨により中断に入ると、そのままコールドとなった。その瞬間、ベンチで両手を広げ「WHY?」のポーズを見せた原監督だが、球審と一言、二言、言葉を交わすとすぐにベンチ裏へ引き上げた。
1―4で敗れ3・5ゲーム差となった。指揮官は「それほど悲観的に考える必要はないよ。今日はこういうゲームになったっていうところでね」と10日の第2戦に向け切り替えていた。
3回にウィーラーと坂本の連続失策から2点を失ったが、「2点でよく踏ん張ったと思うよ、この状況でね」とサバサバ。最後は「(敗戦を)ステップ材料にするよ」とあくまでも先を見据えていた。