AKURYO、NEW ALBUM「黒いHoodie」発売! 「どうして無力だと思いたがるのか。あるよ。ひとりにはひとり分。力が。」

Working ClassのAnti Fascistを標榜するラッパー、AKURYOが、NEW ALBUM「黒いHoodie」を2021年7月14日にBandcampより発表予定。なお、この音源の売り上げ全額は「LOFT PROJECT」へ寄付となっている。 安倍政権下での強権政治や差別扇動に対して40曲近くのカウンター楽曲をsound cloudやBandcampに発表。様々なサウンドデモや抗議アクションではMCとしてもマイクを握ってきた。2020年5月にはALBUM「CLASS WAR 」をBandcampよりリリース。自身の過去や二足のわらじである介護職での日常、コロナ禍の日本について触れるなど多岐に渡る内容となっており、売り上げは高円寺Studio DOMへ全額寄付している。 非常事態宣言下で東京オリンピックが開催されるという正気の沙汰とは思えない状況の中、新作が登場。

AKURYO コメント

「どうして無力だと思いたがるのか。あるよ。ひとりにはひとり分。力が。」 今回のALBUMに収録してる「聴コエマスカ」を製作中、ECDのおやっさんが以前ツイートしていた言葉が脳裏をよぎる。 安倍晋三の総理辞任が世間を騒がせた2020年の夏、僕は少しの安堵と共に散々好き放題やった挙句、逃げるように自ら幕引きを図る元首相を心底軽蔑した。 独裁とも言える国家運営や安倍政権が醸成する差別的な空気に対抗する幾つもの楽曲をネット上にリリースして来たけど、未曾有のパンデミックが世界を覆う最中に国民を見放してケツをまくる下らない男に向けて書くリリックは一小節たりとも無かった。 ただ亡くなったECDのおやっさんには報告がてら一発ラップしとこうと思い立ち、ふと記憶に浮かび上がってきたのが冒頭のツイートだ。 とてもリアルでシンプルで力強い言葉だと思う。 改まってここに記すまでもなく、未だ誰も彼もが厳しい日々を送ってる。 政府はコロナ対策そっちのけでオリンピックにうつつを抜かし、肝心のワクチンは供給不足なんて有り様。 気候変動は激しさを増すばかりで毎年何かしらの災害に各地が見舞われてる。 人権は蔑ろにされ野放し状態の差別や搾取。 皆は限られたリソースをやり繰りして、この状況を何とか乗り越えようと必死だ。 そして僕もその内の一人だと断言出来る。 NEW ALBUM「黒いHoodie」はそんな毎日の中で作られた僕ひとり分の力が存分に注ぎ込まれたラップミュージックだ。 何もしないで「0」のまま現状を受け入れるより、ちっぽけな「1」でも未来にBETして欲しい。 音楽そのものに社会をひっくり返すなんて真似は無理だけど、聴いた人を「その気に」させる力は絶対に在ると信じてる。 今作はBandcampのみでのリリースです。 売り上げは「LOFT PROJECT」へ全額寄付となります。 ECDのおやっさんと共にマイクを握ったサウンドデモや抗議アクションをサポートしてくれたLOFTへ、こんな時だからこそささやかなお返しがしたくて。 100円からの投げ銭なんで気に入ったら是非とも。 最後に。 僕は非常にしぶとい性格なので、色々とあるご時世ですが一切合切を諦める気は毛頭ありません 笑 聴いてくれたあなたも「その気に」なってくれたら嬉しいです。 AKURYO

© 有限会社ルーフトップ