プライベートな空間を保ちながら気ままに旅ができる「キャンピングカー」に注目が集まっている。様々なボディタイプがある中で、やはり一番人気は軽キャンパーと呼ばれる軽自動車をベースにしたモデルだ。特に1BOXバン「スズキ エブリイ」は圧倒的なシェアを誇っている。今回は注目度の高いエブリイをベースにした軽キャンパー&車中泊カー3モデルをご紹介。なんと最大4名が就寝できるモデルまであるから、じっくりチェックして欲しい!
上級モデル同等のクオリティと多彩なアレンジが自慢!「Spinach(スピナ)」[ナッツRV]
国内最大級のキャンピングカーメーカー「ナッツRV」[福岡県遠賀郡]といえばキャブコンのイメージが強いが、このような軽キャンパーも製造している。軽1BOXカーのスズキ エブリイ/日産 NV150クリッパーをベースにつくられた「Spinach(スピナ)」は、同社のキャブコンなどが採用する高品質な家具と同等のクオリティを与えるなど、軽キャンパーの枠を超えたハイグレード感が特徴だ。
シートアレンジの多彩さも特徴で、軽キャンパークラスでは珍しい対面ダイネットとすることも出来る。しかもマットレスを数点移動させるだけの簡単アレンジだから、ドライブ先でくつろぎたいときに役立つだろう。
ノーマルルーフタイプ(就寝定員2名)のほか、ポップアップルーフタイプ(就寝定員3名)も設定。耐久性が高く軽量なPVCシートを用いた室内家具の木目は「ナチュラル」「チーク」「ローズウッド」「ブナ」「アッシュホワイト」と、好みに応じて選択出来る。
軽なのに4名で車中泊出来ちゃう軽キャンパー「Road Select COMPACT」[CUSTOM SELECT]
CUSTOM SELECT(カスタムセレクト)[新潟県新潟市]が製作する「Road Select COMPACT(ロードセレクトコンパクト)」は、なんと最大4名の車中泊も可能という室内アレンジ性の高さが魅力だ。
標準のベッド(縦185cm×横100cm~120cm)は2名就寝可能。上段ベッド(縦190cm×横120cm)はオプションだが、共にセミダブル級の広さを誇る。車中泊の人数にあわせベッドを片側だけに設置したりと、アレンジも柔軟に対応可能である。
サブバッテリーや走行充電システムは標準装備。フロアパネル下には引き出し式テーブルも収納されているから、旅先でもすぐに活躍できる。車内用の脱着テーブルやシャワー兼用シンクセットなどはオプションで装備可能だから、用途に応じて選びたい。
大人のための上質な室内で旅をしよう「ミニチュアクルーズ」[岡モータース]
岡モータース(香川県高松市)が製作するエブリイのキャンピングカー「ミニチュアクルーズ」は、良く練られた上質な室内デザインが特徴だ。
大人2人がゆったり就寝できるベッドマットは三重構造で厚みがあり非常に快適。そればかりでなく、21段階の細かな調整が可能なリクライニング機構が備わっている。これはくつろぎの時間などに応じてアレンジが出来るほか、車中泊時の路面の傾斜にあわせ調整したりするのにも役立つ。
そんなミニチュアクルーズは2016年グッドデザイン賞も受賞するなど評価も高く、安定した売れ行きを示しているという。おひとりさま仕様の「ミニチュアクルーズ COZY」、和モダンテイストの特別仕様「ミニチュアクルーズ 遍路」、ソーラーパネル装備で電装系を強化した「ミニチュアクルーズ SV」など、多彩なバリエーションがある。さらに内装カラーをコーディネイトした特別カラーパッケージも設定されており、自分だけの1台を創り上げることが可能なのも嬉しい。
[筆者:MOTA(モータ)編集部トクダ トオル/SUZUKI・MOTA編集部・ナッツRV・CUSTOM SELECT・岡モータース]