3月に地滑り災害が発生した糸魚川市来海沢地区の住民に元気を届けたいと、地元の民生委員、児童委員の会「第三民児協」はこのほど、西海地区公民館で「来海沢お楽しみ会」を開いた。被災住民16人、民生委員14人の計30人が参加し、楽しい交流のひとときを過ごした。
同企画は3月の避難所訪問に続き2回目。民生委員はエプロンシアター「大きなカブ」に続き、じゃんけん大会、ミニゲームなどの出し物で住民を和ませた。最後に10年前の西海小4年生が作った紙芝居「楽しい釜沢用水の歴史」を上演した。
神喰重信区長は民生委員の心遣いに感謝。避難が続き、生活拠点がばらばらになっている現状を報告し、「ひとときではあるが、みんなで笑い合い、楽しんでもらえたのがうれしい」と話した。
終了後、民生委員は研修会として災害現場を視察。神喰区長から災害当日の避難の様子、権現荘での避難生活、避難者間の連絡の苦労、現在の復興状況などについて聞いた。