中日・谷元が体調不良で1球も投げずに交代 与田監督は代役・祖父江を労う

緊急登板となった祖父江

中日・谷元圭介投手(36)が1球も投げないまま交代するアクシデントが起きた。

10日のDeNA戦(バンテリン)で5ー2とリードした7回表に2番手としてコールされると、マウンドに登場。ところが、投球練習で1球目を投げたとこで右手を挙げて異変を訴え、そのままベンチに下がった。

その後、杉永球審が「体調不良のため」と場内に説明し、急きょ、祖父江が代わって登板し、1イニングを無失点に抑えた。

球団は試合後「投球練習をしている際に急な体調不良の訴えがあったため、降板しました」と発表。公式記録上、谷元の試合出場はカウントされない。

祖父江は「肩はできていましたし、慌てることはありませんでした。しっかり自分の仕事をするだけです」とコメントし、与田監督は「ああいう緊急登板だったので難しいところはあったと思うが、安定感があった。よく投げてくれた」と目を細めた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社