巨人・原監督がメルセデスと〝珍問答〟「ドミニカとどっちが暑いんだい!?」

試合中は厳しい表情の巨人・原監督だったが…

巨人・原辰徳監督(62)が10日、阪神との首位対決(甲子園)で8回途中1失点の好投で5勝目(1敗)をマークした先発のメルセデスを絶賛した。

ドミニカ共和国の東京五輪代表にも選ばれた左腕は、7回までの球数が110球。100球程度が一定の目安となってきたが、この日は違った。8回表の打席にも立ち、8回裏も続投。結果、二死から一、三塁のピンチを招いたところで降板となったが、この日の心身の充実ぶりには目を見張るものがあったという。

原監督は「120(球)ぐらいは、と思って。元気でしたしね」としただけでなく、五輪出場が決まったことで「非常にいい気持ちの中で、非常に集中力のある素晴らしいピッチング」とたたえた。

蒸し暑い中での登板でも結果を残した左腕とは、降板後にこんなやり取りをしたそうだ。指揮官が「どうだい? ドミニカ(共和国と日本は)どっちが暑いんだい!?」と話を振ると「こっちが暑い。(ドミニカ共和国の方が)少しカラッとしてる」と答えたという。

日本の方が〝投げやすい〟となると、侍ジャパンにとっては難敵となるかもしれない。28日の開幕戦(あづま球場)の相手は、そのドミニカ共和国だ。原監督は「まあ、正々堂々と戦うでしょう」と多くは語らなかったが、この日の好投には「よく頑張った」と笑顔が絶えなかった。

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