ヨーロッパで長きに渡って最強の種牡馬として君臨したガリレオ(牡23=父サドラーズウェルズ)が現地時間10日、左前脚のケガのため衰弱し、安楽死処分となった。同馬をけい養していたアイルランドのクールモアスタッドがホームページで発表したもの。
クールモアのジョン・マグナー氏は「とても悲しい日です。彼はいつも私たちにとって特別な馬でした。彼の影響は永遠に残るもので、驚異的な成功は前例のないものです」とその偉大さを伝えた。
現役時代に主戦だったマイケル・キネーン騎手はレーシングポスト電子版に「彼はあらゆる点で私の人生の大部分でしたし、彼がもう少し長く生きられなかったのはとても悲しいことです」とコメントを寄せた。
ガリレオは00年にデビュー。英・愛ダービーなどGⅠを3勝して通算8戦6勝の成績を残したが、ハイライトは02年にスタッドインして以降。14戦14勝の無敗の怪物フランケルを筆頭に、世界最多のGⅠホースを輩出。欧州競馬の最強種牡馬として君臨した。