【マラソン・クラシック】畑岡奈紗 2位と6打差の19アンダー首位独走「自信ある」

【オハイオ州シルバニア10日(日本時間11日)発】今度こそ〝善戦ウーマン〟返上となるか。米女子ゴルフ「マラソン・クラシック」3日目(ハイランド・メドウズGC=パー71)で、畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)は8バーディー、1ボギーの64とスコアを伸ばし、通算19アンダーで初日からの首位をキープした。

2位との差を6打に広げる独走状態となり「自分の持ち味であるショットを生かしたチャンスがすごく多いので、ショットの自信はある」と手応えを口にした。

最終ラウンドに向けては「天気があまりよくないですし、どうなるか分からないけど、自分の目標に向けてゴルフをするだけかなと。あまり勝つことは意識しないで、楽しく18ホールを回るだけかなと思っています」と冷静に語った。

米女子ツアーでは2019年3月の「起亜クラシック」を最後に優勝から遠ざかっている。同年5月の「ピュアシルク選手権」、同年6月の「メイヤー・クラシック」はともにわずかに及ばず2位。昨年も1月の「ダイヤモンドリゾーツ・チャンピオンズ」と「ゲインブリッジLPGA」が連続で2位止まりだった。

今年の前半は3度の予選落ちを喫し上位に絡めなかったが、6月のメジャー「全米女子オープン」では笹生優花(20=ICTSI)とのプレーオフに進出。だがこれもあと一歩が及ばず、悲願のメジャー初タイトルを逃した。

米ツアー4勝目まであと1日。課題のショットは「全米女子オープン」から復調している。日本代表として出場する東京五輪へはずみをつけるためにも、残る18ホールも自分のゴルフを貫きたいところだ。

また笹生は1イーグル、7バーディー、2ボギーの64で回り通算11アンダーの5位に浮上した。

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