【J1】FW永井謙佑 “復活弾” でFC東京4連勝「フカさないことだけを考えた」

調子を戻しつつあるFW永井謙佑

J1・FC東京の元日本代表FW永井謙佑(32)が、11日の湘南戦(レモンS)でリーグ戦4か月ぶりのゴールを奪ってチームを1―0の勝利に導いた。

試合は一進一退の攻防で終盤までスコアレスが続いたが、後半38分に途中出場で入った永井がMFレアンドロ(28)の放ったシュートのこぼれ球に反応して蹴り込み、値千金の先制ゴールを挙げた。チームはその後アディショナルタイムが11分となった死闘で虎の子の1点を守りきって勝利。リーグ戦4連勝で7位に浮上した。

リーグ戦では3月10日の神戸戦以来4か月ぶりのゴールで今季2点目となった永井を、長谷川健太監督(55)は「謙佑が決めてくれたのは大きな結果だった。明るいキャラクターだし、チームを引っ張る存在がゴールを挙げたのはチームにとっても大きい」と絶賛。後半戦逆襲のキーマン復活に大きな手応えを見せた。

殊勲の永井は「フカさないことだけを考えた。目の前に2、3人いたかな。当てないようにして、DFの顔の横を通れば入ると思って上に蹴った」と狙いすました一発に充実した表情を浮かべた。

「練習後にシュート練習もしているし、その積み重ねで精度が上がってきた」と調子が上向いてきたことを実感しており、今後のゴール量産に自信を見せた。

今後森保ジャパンへの復帰も狙う快足ストライカーが後半戦で大暴れしそうな予感だ。

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