【漢字で国名当てクイズ1】「加奈陀」ってどこの国?旅する代わりにチャレンジ!

海外を話題にするとき、「米ニューヨークタイムズ」だとか「露プーチン大統領」と国名を感じで表す場合がありますよね。そこで今回は漢字表記の国名を幾つか紹介します。ちょうどオリンピックも開催を控えて海外に関心が向く時期でもあります。クイズ形式で難易度順に示しますので、それらの国がどこを示すのかちょっと考えてみてください。

加奈陀

最初は初歩的な問題から。「加奈」は人の名前にもなっていますから、容易に読み方が理解できますよね。「カナ」ときて「陀」です。「陀」と言えば仏陀の「陀」でもあります。

見慣れない字ですが、一応常用漢字です。『漢字源』(学研)を調べると、斜めにのびた地形だとか、斜めに傾いたさまを意味する漢字のようです。とはいえ、そんな意味は関係ありません。単に音を借りて当て字しているだけです。ラモス瑠偉さんの「瑠偉」と発想は一緒ですね。答えは「カナダ」です。

カナダと言えば北米の先進国で、アメリカと長大な国境線を共にする国。その意味で英語が公用語と言われても何も驚かないのですが、実はカナダ東部のケベック州ではフランスが公用語です。

むしろ筆者が取材でも訪れたケベック・シティに暮らす年配の人たちは、英語を話せない人もいると現地の人が教えてくれました。もちろん路上の看板も新聞もフランス語。

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オリンピック・パラリンピックでカナダ代表の選手がインタビュー取材を受けている時、英語とフランス語、どちらを話しているか耳を傾けてみてください。

意味はわからなくても、響きでどちらかはわかるはず。フランス語を話していたらケベック州のカナダ人の可能性が高いはずです。そんな見方もちょっと楽しいですよね。

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