「なぜ、ここだけ?」 湧水の小池

湧水の小池=長崎市総合運動公園

 長崎市総合運動公園かきどまり庭球場(柿泊町)近くの植え込みに、湧水がたまる“小池”が出現。池は周囲のドクダミの葉でほぼ覆われ、気付く人は少ない。
 公園管理事務所によると、常に地面が湿っている場所から通路に水が染み出すようになったため、3月に洗面器三つ分ほどの穴を掘ったところ、水がたまった。湧水量は、池から延びる溝をチョロチョロ流れる程度。
 池の前にコーンを置いて人が近寄らないようにしている。事務所関係者は「なぜ、ここだけ湧き出るのか不思議。水は透き通り、アメンボもいて涼しげだが、管理する側としては水は枯れてほしい。だが、その気配はない」と悩ましげ。

 


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