【ウィンブルドン】ジョコビッチが6度目V 東京五輪出場は「これから考えたい」

優勝トロフィーを掲げるジョコビッチ(ロイター)

テニスの世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(34=セルビア)が11日、ウィンブルドン選手権男子シングルス決勝でマッテオ・ベレッティーニ(25=イタリア)を6―7、6―4、6―4、6―3で下して、今大会6度目の制覇。4大大会通算20勝とし、ロジャー・フェデラー(39=スイス)とラファエル・ナダル(35=スペイン)に並んだ。

全豪、全仏に続く4大大会制覇で年間グランドスラムへ王手をかけた。9月の全米オープンに勝てば、1969年のロッド・レーバー(オーストラリア)以来、史上3人目の快挙達成となる。ジョコビッチは「自分がベストプレーヤーと思わなければ、グランドスラム優勝や歴史をつくることはできないでしょう。ただ私が史上最高の選手であるかどうかは、ほかの人の議論に委ねるとするが、その議論に加わることができるのは光栄だ」と語った。

一方、東京五輪出場については「五分五分だ。これから考えたい」とコメント。新型コロナウイルス対策により選手村で多くの規制があり、同行するスタッフの人数が制限されることなどが影響しているという。すでに男子トップ選手ではナダルらが不参加を表明している。

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