イタリア1部ACミランがスペイン1部レアル・マドリードのMFイスコ(29)獲得から撤退する可能性が出てきたと、同国メディア「デフェンサセントラル」が報じている。
ACミランは昨シーズンまで背番号10を付けたトルコ代表MFハカン・チャルハノールが宿敵・イタリア1部インテルに電撃移籍したため、後任を探している。各メディアはRマドリードのイスコとともに、ドイツ1部Eフランクフルトの日本代表MF鎌田大地(24)をリストアップしたと報じている。
そんな中、同メディアは「ロッソネロ(ACミランの愛称)は移籍市場で他の選択肢を調査している。イスコに興味を持っていたが、財政面が大きな問題になり、実現不可能になる」と伝え、移籍金2000万ユーロ(約26億円)に加えてイスコ側がRマドリードと同額の年俸630万ユーロ(約8億1000万円)の支払いを求めているため、あきらめムードが漂っているという。
ACミランがイスコから手を引けば、このまま鎌田の獲得へ舵を切ることになる。イタリアメディア「Stop&Goal・cоm」は、かねてEフランクフルトが獲得への興味を示しているノルウェー代表FWイェンス・ハウジと鎌田のトレードを検討中とし「(鎌田の)年俸は完全に手が届くところにある」と報じている。
ステップアップをもくろんでいる鎌田には、すでにイングランド・プレミアリーグのトットナムとレスター、スペイン1部セビリアも興味を示しており、今後の動向が気になるところだ。