新潟県見附市の新型コロナウイルス感染症発生届が取り下げに

新潟県は12日、7月7日付けで公表した県3449例目(見附市の70歳代男性、無職)の新型コロナウイルス感染症患者発生届の取り下げがあったと発表した。

この男性はA医療機関にてNEAR法による検査を実施したところ、陽性と判明したが、主治医の判断で再度検体を採取し、保健環境科学研究所にてPCR検査法による検査を実施した。その結果、判定不能だったが、主治医は新型コロナウイルス感染症と診断し、保健所に発生届を提出した。

しかし、その後、入院先のB医療機関にてPCR検査を実施した結果、陰性となった。また、県において変異株検査のため、再度検体を採取し保健環境科学研究所にて検査を行ったところ、新型コロナウイルスは検出されなかった(陰性)。

さらに、積極的疫学調査から患者が感染する行動歴がないこと、家族等接触者にPCR検査を実施したところ全員陰性であったことから、主治医より保健所に対して発生届取り下げの申し出があったという。

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