卒業する乃木坂46松村沙友理 白石麻衣との〝結婚式〟に「顔のニヤニヤが止まらなかった」

写真集「次、いつ会える?」を発売した松村沙友理

乃木坂46の中心メンバー・松村沙友理(28)が13日をもってグループを卒業する。この日発売した卒業記念写真集「次、いつ会える?」(マガジンハウス)を記念し、報道陣のオンライン取材に応じた松村が、心境を明かした。

1期生として約10年間、デビューから27枚のシングルすべてで選抜入りし、グループをけん引してきた松村。本作にはファンへの“恩返し”として、寝起きカットや、美肌を披露した水着姿など、松村の“自然体”が収められている。

松村は「乃木坂46としての10年間がとても詰まっている」と自信を見せる一方で「13日が乃木坂46としての最後の活動日。この写真集が出ちゃうと、私は乃木坂46じゃなくなるんだなという寂しさもちょっとある」と明かした。

グループ活動の中で「アイドルとはこういうものだ」という意識が強かったという。

「アイドルとしての松村沙友里を演じていたわけじゃないですけど、理想のアイドルを自分の中で作り上げていた部分も大きかったのかなと思ったり。この写真集では、ナチュラルな10年間の自分を詰め込めたらいいなと思いました」

タイトル「次、いつ会える?」については、2つの意味を込めた。

「1つは〝俺だけの松村沙友理〟をテーマに、〝彼女感〟を出したかったんです。表紙もそうなんですけど、彼氏のことをのぞき込んで『次、いつ会えるの?』って聞いたりしそうだなと思って。あとは、ライブや握手会で定期的に会えたりしたけど、卒業したらファンの方と会える確証がなくなってしまう。『次、いつ会える?』と、これからもファンの方と会いたい気持ちも込めました」

撮影のロケ地希望を聞かれると、「宮崎県に行きたいです!」と即答したという。2012年に3rdシングル「走れ! Bicycle」のPRのため来訪。自転車に乗って、地元の方と交流した思い出がずっと心に刻まれていた。

「まだグループが始まったばかりで、世の中の皆さんに知られていなかったとき。人生で初めて宮崎県を訪れて、街の雰囲気の温かさ、人の優しさやごはんのおいしさにすごく感銘を受けて。8年ぐらいつけど、ずっと忘れられなくて。例えば、道路を渡ろうとしたときに、必ず車が私たちが渡るのを待ってくれる。お店の店員さんも温かくて、おいしいごはんもたくさん食べました」と笑った。

本作には乃木坂46現メンバー42人からのメッセージも収録。松村は「メンバーからメッセージをもらうのは初めてでしたけど、私のことをこうやって見ていたんだなと驚きがたくさんあった。自分ではあまり前向きな人間ではないと感じてしまっているんですけど、メッセージを読むとみんなから〝明るさ〟や〝笑顔〟を褒めてもらう文章が多くて。それが私の中でうれしくて、私の人生の励みになりそうです」と感謝した。

本作には昨年卒業した同期で同い年の白石麻衣(28)も登場。“さゆまい”コンビとして親しまれた2人は「結婚式」をイメージしたカットに挑戦した。

「私が撮影では終始、ドキドキしてしまって。顔のニヤニヤが止まらなかった。照れちゃって『目を合わせてください』と言われても、見られなくて(笑い)。この日の撮影は夢のような気持ちでした」と振り返った。

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