2022年型新世代F1マシンの実物大モデルを初公開へ。イギリスGP前にスペシャルイベントを開催

 F1は、第10戦イギリスGPの週末を前に、2022年F1マシンの実物大モデルを初めて披露することを明らかにした。

 2022年F1では技術規則が大きく変更され、これまでとは大きく異なるマシンが登場する。F1は、コース上のバトルをより活発にすることを目指し、新規則を導入することを決めた。

 F1は、7月15日(木)に“F1 One Begins”と題するイベントを開催、実物大の2022年型F1マシンが初めて公に披露され、新マシンがどのような外観であるのかが示される。さらに、専門家がこのマシンのコンセプトについて説明するということだ。

“F1 One Begins”イベントは、15日UTC 14:00(日本時間23:00)にスタート、F1の公式サイト、YouTubeチャンネル、Facebookでのライブ配信はUTC 13:30(日本時間22:30)に開始する予定。

 元々新規則の導入は2021年に行われる予定だったが、2020年のパンデミックにより1年延期された。規則変更の主な目的は、コース上のホイール・トゥ・ホイールのバトルがより容易になるようなマシンを作り出し、チーム間のパフォーマンス格差を縮めることであり、グラウンドエフェクトの空力コンセプトが取り入れられ、18インチホイールに変更されるなど、マシンが大きく変わる。

 F1はこれまでに次世代F1マシンのグラフィックや50%スケールのモデル等は公表してきたが、実物大のモデルを披露するのはこれが初めてとなる。

2019年に発表された次世代F1マシン予想図
次世代マシンの空力デザインを決めるべく風洞実験を続けるF1

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