13日午後も局地的に激しい雷雨のおそれ 不安定な天気は16日(金)ごろまで続く見込み

きょうも大気の状態が不安定で、東日本や東北を中心に雨雲が発達する見込み。局地的に激しい雷雨となるおそれがあるため、天気の急な変化、落雷や突風、ひょうに対して注意が必要だ。

激しい雷雨のおそれ

 13日は東海から西の地域で晴れている所もあるが、西日本から東北の広い範囲で大気の状態が不安定となっている。特に、東日本では夕方にかけて、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降るおそれがある。天気の急な変化、道路の冠水、落雷による停電、竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。ひょうが降るおそれもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要となる。  なお、西日本で梅雨明けの発表があった地域でも、中国地方のように、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所や、増水している河川がある。この後も、山沿いを中心に局地的に雨雲が発達するため、引き続き土砂災害や河川の増水に注意が必要だ。

14日(水)も不安定

 上空の寒気や湿った空気の影響で、あす14日(水)も東日本を中心に局地的に雨雲が発達する見込み。気温が上がる午後は、急な天気の変化、落雷や突風、ひょうに対して引き続き注意が必要だ。不安定な天気は16日(金)ごろまで続く予想で、西日本で梅雨明けの発表があった地方でも、15日(木)から16日(金)は思いのほか雲が広がりやすく、山沿いを中心ににわか雨や雷雨がある見込み。

 西・東日本はこの先も暑い日が多くなるが、16日(金)ごろからは北日本でも気温が高くなり、週末は札幌で30℃以上の真夏日が続く見込み。週明けは、全国的に一段と暑くなるため、熱中症に対して注意・警戒が必要となりそうだ。なお、関東など東日本や東北でも、週末には天気が安定して晴れる時間が長くなる見通し。   (気象予報士・高橋和也

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