日本最大のサラブレッドセリ市場「セレクトセール2021」の2日目=当歳馬セッションが13日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで行われた。
19年の牡馬クラシックで皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞3着と好走したヴェロックスの半弟となるキズナ産駒セルキスの21(牡=母父モンズーン)が、4億1000万円(税抜き)で競り落とされた。
購買者は〝ホウオウ〟の冠名を持つ小笹芳央氏。「毎年これは落としたくないという馬が1頭いるのですが、今年はこの馬でした。相手も競ってきましたが、3億を超えてからはドキドキワクワクしていました。見た人は皆いい馬と言ってくれています」と極限のマネー合戦に打ち勝って満足そうだった。