鷹・小久保ヘッド 出場減の “熱男” 松田にゲキ「もっともっとあがいて。それでつかむんです」

スタメンの機会が減っているソフトバンク・松田

熱男への熱いエールだ。ソフトバンクの小久保裕紀ヘッドコーチが13日、松田宣浩内野手(38)に〝もがきのススメ〟を出した。

ここまでの松田は打率2割3分2厘、9本塁打、31打点。左投手に対して打率2割6分7厘(60打数16安打)、5本塁打と存在感を発揮しているものの、スタメン出場の機会が減ってきている。

小久保ヘッドは「危機感もあるでしょうし、若手の活躍を見て感じるところもあるでしょうしね。ずっと使わないというわけではない。明日で前半戦が終わるので、後半戦の8月13日の再開に向けて(1か月の五輪休みで)いいものを見せてくれれば、そこで当然スタメンのチャンスは巡ってくると思う」。

その上で復活に向けた再スタートへ〝もがき、つかむ〟ことに期待を込めた。

「さっきも(王)会長と話したんですけど、辞めるまでもがかないとダメなんです。もがくんです。(レジェンド24選手のラスト1年が書かれた)『現役引退』という本をこの間読みましたけど、どの選手も最後の1年でも、あがいてるわけなので。もっともっとあがいて。そういう姿は必要だと思います。もがく。それでつかむんです」。

主力の経験と底力が必要となる後半戦。松田もこのままで終わるはずがない。ベテランの巻き返しに注目だ。

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