【13日】長崎県内3人コロナ感染 高齢者の1回目接種率82.3%

新型コロナウイルス感染者の入院状況(12日午後7時現在)

 長崎県などは13日、県内で新たに計3人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。内訳は、佐世保、長崎、大村の3市で各1人。
 佐世保市の40代男性海上自衛隊員は9日に発熱などの症状が出て、検査をしたが陰性だった。症状が続いたため12日に検査し、陽性が分かった。防衛省海上幕僚監部などによると、佐世保地区所在部隊の艦艇乗員で、感染経路は不明。
 長崎市では、市建築部の50代男性職員の感染が判明。7日に発熱があり、症状が続いたため12日に検査し陽性が分かった。感染経路は不明。内勤のほか、市民や事業者の窓口業務を担当していた。接触があった同僚職員ら54人のうち、30人の陰性を確認している。
 大村市の性別、職業非公表の70代は、5日から全身倦怠(けんたい)感と食欲不振が続き、12日の検査で陽性が判明した。感染経路は不明。
 一方、県は13日、高齢者向けワクチン優先接種の進捗(しんちょく)状況(11日時点)を公表。県全体で65歳以上の82.3%が1回目を、53.4%が2回目を終えた。高齢者の接種数は県独自で市町に聞き取ったため、国公表分と異なり、市町によっては高齢者施設の従事者を含む場合がある。
 さらに県は、長崎、佐世保両市にある「県新型コロナワクチン接種センター」で、予約キャンセルによるワクチン廃棄を防ぐため、新型コロナウイルス対策に従事する県福祉保健部の職員や、接種会場の委託事業者などを優先接種の対象者に追加すると発表した。

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