栃木県内28人感染 さくらの障害者施設でクラスター 新型コロナ

県内の新型コロナウイルス感染者数

 栃木県と宇都宮市は13日、新たに計28人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。さくら市内の障害者施設で、県内75例目となるクラスター(感染者集団)が発生し、職員と利用者の計6人の感染が判明した。県内の累計感染者数は7280人となった。

◇「コロナ」感染拡大の経過

 新規感染者は10歳未満~80代の男女。居住地別では、宇都宮市12人、栃木市、さくら市各3人、日光市、真岡市各2人、小山市、大田原市、那須塩原市、佐野市、益子町、塩谷町各1人。

 クラスターは7~12日に職員2人、利用者4人の陽性が判明した。マスク未着用での飲食や密集した状況での作業などが原因と県は推定している。13日までに職員と利用者計37人の検査を実施した。

 真岡市の接待を伴う飲食店と、宇都宮市の事業所で発生したクラスターでは、それぞれ新たに1人の感染が確認された。

 県と宇都宮市は13日、計113件検査(委託の未集計分は除く)。累計検査件数は31万4332件、退院者7110人、入院者116人、宿泊療養者35人、自宅療養者8人、入院調整中11人、重症者は10人。

県内の新型コロナウイルス感染者(13日発表)

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