スールシャール、PK失敗のラッシュフォードへの信頼揺るがず「キッカーを務めた時点で勝者」

 マンチェスター・ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督は、EURO2020決勝でPKを失敗したマーカス・ラッシュフォードへの信頼を強調した。

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 ラッシュフォードはEURO決勝イタリア戦でPK要員として投入されるも、ブカヨ・サカやジェイドン・サンチョと共に痛恨の失敗。PKスコア2-3で敗北となり、イングランド代表の55年ぶり主要タイトル獲得とはならなかった。ラッシュフォードはマンUでもPKキッカーを務めていて、2019年UEFAチャンピオンズリーグでのパリ・サンジェルマン戦では劇的逆転弾をゲット。5月に開催されたUEFAヨーロッパリーグ決勝ビジャレアル戦でも、PKを成功させていた。マンUオフィシャルサイトのインタビューに応じたスールシャールは、「PKをセットした時点で、その選手は勝者だ」とラッシュフォードを称えている。

「多くの選手は、PKを蹴りたくないと考えるもの。だからPKを受けてその結果に対処できるのは、気持ちが強い表れだ。ヒーローになるかも知れないし、ミスするかも知れない。それがサッカーだ。そこから学び、より強くなって戻ってくるんだ。私はこのクラブで、“もうPKを蹴らない”と言って倒れ込む人を見たことがない。マーカスは今後も、私たちのためにPKを蹴りたいと手を挙げてくれるだろう」。

スールシャールがラッシュフォードへの信頼を強調 Photo Stu Forster

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