五輪反対の総仕上げ!宇都宮氏はオンライン署名を提出 広島ではバッハ訪問デモ準備

署名活動を行ってきた宇都宮氏

東京五輪の反対勢力がラストスパートに入る。かねて東京五輪中止を求めてオンライン署名を展開してきた弁護士の宇都宮健児氏(74)が15日に菅義偉首相(71)、東京都の小池百合子知事(68)、丸川珠代五輪相(50)、組織委の橋本聖子会長(56)らへ署名と要望書を提出することが分かった。

オンライン署名「人々の命と暮らしを守るために、東京五輪の開催中止を求めます」は5月5日にスタート。現時点で45万筆を超える署名が集まっている。発起人の宇都宮氏は15日午前から都庁、内閣府、組織委らに出向き、五輪中止の〝最後通告〟へ乗り出す。

一方、13日の「チャイニーズ発言」でまたも国内の反感を買った国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)は16日に広島を訪問予定。すでに市内では有志によるデモの準備が進行している。開幕が直前に迫っているが、中止派は一向に手を緩めるつもりはない。

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