アルテタ監督が人種差別に遭うサカをサポート「罵倒に耐えられる個性がある」

 アーセナルのミケル・アルテタ監督は、人種差別被害に遭ったブカヨ・サカはどんな罵倒にも耐えられると語った。

イングランド代表選手が人種差別の被害に…ジョンソン英首相は怒りの声明「恥ずべき行為。彼らは英雄だ」

 サカはEURO2020決勝イタリア戦に出場すると、PK戦の5人目のキッカーを担当。左足で放ったシュートはGKジャンルイジ・ドンナルンマに防がれてしまいPKスコア2-3でイングランド代表は敗戦し、試合後にマーカス・ラッシュフォードやジェイドン・サンチョらと共にSNSで人種差別の被害に遭った。ガレス・サウスゲート代表監督やボリス・ジョンソン英首相、イングランドサッカー協会(FA)が差別反対の声を上げ、イギリス警察が発信者の調査を開始。アルテタはサカに関して問われ、「彼は大丈夫だ、世界中のサッカーファンから多くのサポートを受けている」と言及した。

「アーセナルだけでなくイングランド代表のファンからはもサポートを受けているし、彼が受けたような批判は評価するに値しない。彼は驚異的なシーズンを過ごした。みんな偉大な選手の一員になりたいと思うものだが、19歳の今日、この試合では勝つよりも失うものが不幸にして多かった。そのルールに例外はないことを知らなければならない。SNSで人種差別で最悪の状況に追い込むのを止めなければならない。今こそ強く訴えるときだ。法律がより強固なものなるのを願っている」。

アルテタがサカのキャラクターを評価 Photo Michael Steele

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