東邦ガス、カーボンニュートラルへの取り組み策定 水素インフラも拡充

東邦ガス株式会社(以下、東邦ガス)は、「東邦ガスグループ 2050年カーボンニュートラルへの挑戦」を策定した。7月9日付のプレスリリースで明かしている。策定の目的は、幅広いステークホルダーに対して、グループとしての決意や今後の対応の方向性を示すことだ。

「東邦ガスグループ 2050年カーボンニュートラルへの挑戦」では、ガス(都市ガス・LPG)・水素・電気の3つのエネルギーを軸にしている。ガスでは短~中期、中~長期に分けて方針を策定。短~中期ではガスの活用等、中~長期では水素とCO

からガスを合成するメタネーション等の技術開発・実用化に取り組む。

水素では、モビリティや熱需要等向けの水素需要創出に向けた取り組みに注力する。水素ステーションの設置拡充とコスト低減に努め、業界横断の枠組みも生かしてインフラ拡充を進める。電気では、太陽光・蓄電池・電気自動車等の分散型エネルギーリソースを有効に活用する。さらに、デジタル技術を用いて統合・制御し、再エネ電源の拡大を中心とする電源の脱炭素化に取り組む予定だ。

なお、東邦ガスは、クリーンなエネルギーシステムの構築を通じて、サスティナブルな社会の実現と中部地区のさらなる発展に貢献するという。また、サプライチェーン全体で2050年のカーボンニュートラル実現に挑戦すると述べている。

(出典:東邦ガス Webサイトより)

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