西武・高橋光成 ライバル小島に初勝利「うれしいですね」7回3失点で8勝目

ヒーローインタビューを受ける高橋光成

同世代のライバルを下した。西武・高橋光成投手(24)が14日のロッテ戦(メットライフ)で、7回3失点(自責2)の好投。前半戦最後の試合で8勝目を挙げた。

自身3連勝中だった高橋は立ち上がりから制球が冴えわたった。前日13日に2回で7失点を喫したロッテ打線を3回まで完全投球。打線に4点の援護をもらうも、4回一死から2番・藤原に中前打を許しこの日初めて走者を出す。続く中村奨、マーティンに連打を浴びるなど捕まり3失点。一気に1点差とされてしまった。

ここでエースは崩れなかった。5回以降は完全に立ち直った投球。コーナーを投げ分け凡打の山を築いた。終わってみれば7回までに98球を投げ、安打を許したのは4回のみ。3奪三振にとどまったものの四球は1つも与えなかった。

試合後、辻発彦監督(62)は「(練習での投球を見て)今日はやってくれるんじゃないかと思ってました」と笑顔を浮かべた。

ロッテ先発・小島和哉投手(25)は2013年春の甲子園優勝投手。高橋は同年夏を制しており、プロ入り後2度目の〝ライバル対決〟と注目されていた。

昨年7月の前回対戦は小島に軍配が上がったためこれで1勝1敗。高橋はヒーローインタビューで「うれしいですね。(高校時代に)家にも泊りに来たこともあったので」とプライベートでも仲の良いライバルからの〝プロ初勝利〟を喜んだ。

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