【東京五輪】〝ロシアの妖精〟メドベージェワが来日断念「パンデミックに対する懸念」

メドベージェワ

女子フィギュアスケートの銀メダリストで東京五輪でロシア選手団の大使を務める予定だった〝ロシアの妖精〟エフゲニア・メドベージェワ(21)が、新型コロナ禍の深刻化を理由に来日を中止した。

ロシアは組織的なドーピング問題で処分を受けたことにより、同国の選手は東京五輪に個人資格として参加し、選手はロシアオリンピック委員会(ROC)代表の扱いとなっている。メドベージェワはROCの大使として選手のサポートや広報活動を担う予定だったが、ROCは来日の中止を発表。「東京における極めて深刻な感染状況」を理由に挙げた。

メドベージェワは「進行中のパンデミックに対する懸念を理解して、私たちはこの決定を下した。私がどれだけ彼らをサポートしたかったか、そして日本についてどれだけ知っているか。しかし、課せられた制限は(日本への)旅行を無意味にする」とコメントした。

冬季五輪で活躍した日本でもおなじみのスターが新型コロナ禍を懸念して来日を中止したことで、大きな波紋を呼びそうだ。

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