〈動画あり〉全校からアイデア募り制作 謙信公祭 オリジナル手拭い 春日中美術部2年生

 上越市立春日中(澤田靖校長)は、第96回謙信公祭(8月21、22日)のオリジナル手拭い制作を美術部の2年生21人が中心に取り組んでいる。

 手拭いは、生徒がデザインし、謙信公祭を主催する謙信公祭協賛会が作製。同校はこれまでもポスターやうちわなどのデザインで協力しており、手拭いのデザインは令和元年度から行っている。

 デザインの「義」や「龍」など上杉謙信にちなんだ飾り文字、ハスの花や雁木といった上越を想起させるイラストを円形のひな形にまとめてちりばめている。6月下旬に全校生徒にラフデザインを募集し、美術部員が選考、清書、配置を行う。

 14日は各イラストの配置や、手拭いの染料の色などを検討。部員たちはより良いデザインにしようと、積極的に意見を交わしていた。

全校生徒からアイデアを募った円形のイラストを多数配置し、オリジナルの手拭いを作り上げる

 手拭い右側は馬上の上杉謙信のシルエットに、林泉寺山門、桜の花、ハスの花が大きく描かれ、メーンを務める。デザインした伊藤咲蘭さん(2年)は「謙信公祭といえば馬上の謙信。自分の上越へのイメージが多くの人の目に留まることはとてもうれしい。(全校生徒)みんなの案をバランス良く入れることができて良かった」と話していた。

 手拭いは1000本を作製。8月中旬に完成し、関係者に配布する他、謙信公クイズ、謙信公祭スタンプラリーに参加した人に抽選で進呈する予定。

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