広東・香港・マカオ・イノベーション協力実証区の国際都市デザインコンペが開始

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【広州(中国)2021年7月14日新華社=共同通信JBN】7月12日、International Urban Design Competition of Guangdong-Hong Kong-Macao Innovation Cooperation Demonstration Zone(広東・香港・マカオ・イノベーション協力実証区の国際都市デザインコンペティション)の発表文が広州市計画・自然資源局、広州市南沙区人民政府によりリリースされた。このコンペは、全世界から未来志向の革新的な都市デザインを募集し、広州最南端の陸海の玄関口としての南沙区の都市イメージを確立する狙いがある。

コンペのデザイン地域であるGuangdong-Hong Kong-Macao Innovation Cooperation Demonstration Zoneは、広州・深セン・香港科学技術イノベーション回廊と広州・珠海・マカオ科学技術イノベーション回廊が交差する場所である。それは、広州の南部拡張都市空間開発戦略において大湾岸圏を取り囲む内環開発ベルトをつなぐ戦略的要所でもある。

コンペの領域は、総合的概念デザインと詳細デザインの2つのレベルに分かれている。

総合的概念デザインの領域は約71平方キロの面積を対象とする。応募作品の内容には以下が含まれる必要がある。計画目的のビジョンと位置付け、産業的および機能的計画、ならびに、海、川、田、都市、湿地を統合する景観パターンの創出を前提に計画された将来の地域開発を推進するための機能的空間配置である。デザインは、炭素排出量ピーク目標とグリーン開発の要求を満たし、全体的な都市の特徴、生活環境、支援サービス、生態環境および交通を最適化したものでなければならない。

詳細デザインの領域は8平方キロの面積を対象とする。詳細デザインは総合的概念デザインに基づいている必要があり、詳細デザイン範囲の機能的方向性と産業的空間要求の想定に従って支援条件を分析しなければならない。この部分には、機能的フォーマット計画、用地レイアウトの最適化、用地開発強度、垂直デザイン、交通組織、公共サービス施設計画、オープンスペース、都市スタイル管理を含む必要がある。同時に、デザイン進化のために1つ以上のノードが選択されなければならない。

コンペティションは最終的に6つのデザイン団体を参加団体として選出し、その中から受賞する3つの案を投票で決定する。1つの参加団体がコンペの結果を統合し最適化する権利を獲得する。その団体は総額260万人民元の賞金を受け取る。受賞案を出した他の2つの参加団体は賞金160万人民元を受け取る。投票により受賞に至らなかった3つの参加団体は賞金100万人民元を受け取る。

コンペの登録期間は、2021年7月13日午前10時から8月3日午後5時(北京時間)まで。詳細と登録方法についてはコンペティション発表文を参照。

コンペティション発表文のウェブサイト:
http://ghzyj.gz.gov.cn/xwzx/tzgg/content/mpost_7374186.html

ソース: Nansha District People's Government of Guangzhou City