『アルファロメオ・ステルヴィオ』に“ヴェローチェ”を新設定。『ジュリア』は伝統のQ4と2本柱に

 その登場以来、ワールドワイドな成功を収めるアルファロメオ初のSUV『STELVIO(ステルヴィオ)』に、プラットフォームを共有する主力Dセグメントプレミアムサルーン『GIULIA(ジュリア)』と同様の新グレード“VELOCE(ヴェローチェ)”が設定され、この7月10日より発売開始となっている。

 また、兄弟車のグレード追加を機に『ジュリア』でもモデル体系の見直しが行われ、右ハンドル仕様の2.0ターボ・ヴェローチェと、フェラーリ譲りの2.9リッターV型6気筒ツインターボを搭載する最上位グレード“QUADRIFOGLIO(クワドリフォリオ)”の2モデルに集約された。

 2020年10月にも一部改良を受け、先進安全装備が大幅に拡充すると同時に、FRサルーンの『ジュリア』には伝統のグレード名である“SPRINT(スプリント)”が復活するなど、絶えずアップデートが続けられる新世代アルファだが、今回『ステルヴィオ』に新たに加わる“ヴェローチェ”も、スポーツ性能と上質感を兼ね備えたアルファ伝統のモデル名であり、同じく『ジュリア』にも設定され高い人気を博してきた。

 クリーンディーゼル仕様の2.2ターボ・ディーゼルQ4(210PS/470Nm)と、同じくガソリンエンジン搭載の2.0ターボQ4(280PS/400Nm)ともに設定される『ステルヴィオ・ヴェローチェ』は、エクステリアにボディ同色のホイールアーチ、サイドスカート、リアバンパーが備わるほか、専用スキッドプレートやダークエキゾーストパイプフィニッシャーにより、スポーティかつ上質な雰囲気が高められる。

 またアルミニウムのインテリアパネルをはじめ、レザーダッシュボード、ブラックまたはレッドのスポーツレザーシートなどにより、インテリアもエレガントな仕立てとなっている。

 このグレード体系変更に伴い『ステルヴィオ』のスポーツパッケージの販売は現在ある在庫限りで終了となり、同じく『ジュリア』のSPRINT、DISEL SUPER(ディーゼル スーパー)、2.0ターボQ4ヴェローチェ(左ハンドル仕様)の販売も現在ある在庫限りで終了に。加えて、最高峰グレードのクワドリフォリオではルーフの材質がカーボンファイバーからアルミニウムへと変更されている。

 新グレード設定の『ステルヴィオ』は、6色のボディカラーとインテリア2色が用意される全4グレード構成となり、価格は598万~1232万円(税込)に。一方、2グレードに集約された『ジュリア』は、598万~1174万円(税込)となっている。

『ステルヴィオ・ヴェローチェ』は、エクステリアにボディ同色のホイールアーチ、サイドスカート、リアバンパーが備わる
アルミニウムのインテリアパネルをはじめ、レザーダッシュボード、ブラックまたはレッドのスポーツレザーシートなどにより、インテリアもエレガントな仕立てとなっている
『ジュリア』はフェラーリ譲りの2.9リッターV型6気筒ツインターボを搭載する最上位グレードQUADRIFOGLIO(クワドリフォリオ)と、VELOCEの2グレードに集約された

公式サイト:https://www.alfaromeo-jp.com/newmodel/

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