世界の“オオターニサーン!”の若き日々とは

野球界最高峰の舞台、アメリカのメジャーリーグで

大谷翔平選手の大活躍が続いている。

ホームラン数は、両リーグトップの33本。

かつて松井秀喜さんが記録した

日本人歴代最多ホームラン数(31本)を

前半戦だけで塗り替えてしまった。

先日行われたホームランダービーには、

日本人として初めて出場。

延長&再延長の末に1回戦敗退に終わったが、

選手紹介ではスタンドから1番大きな歓声を浴びていた。

更に、翌日のオールスターゲームには、

1番・指名打者なのに先発投手としてマウンドにもあがるという…。

まさに世界のスーパースター。

かつて大谷翔平選手のプレーを地下鉄に乗って見に行けていた頃が、

なんだか随分遠い昔のことのように感じてしまう。

ファイターズに所属していた2013年から2017年までの5年間は、

HTBのファイターズ応援番組「FFFFF」のロケで

度々インタビューをさせて頂いた。

その様子は、FFFFFのDVDに納められている。

第7弾には、大谷選手のフォームを動作解析の専門家に分析してもらった

「大谷翔平を徹底解剖」

さらに、当時バッテリーを組んでいた大野奨太捕手にインタビュアーを務めてもらった

「大野奨太 スポーツキャスターに挑戦」

の2つの企画を収録。

10周年記念スペシャルには、

「大谷翔平 二刀流の軌跡」

が納められている。

この中で特に印象に残っているのは、

「二刀流の軌跡」内の黒い背景で大谷翔平選手が話しているインタビュー。

実は、FFFFF用に収録したものではなく、

2016年12月にHTBで放送した特別番組「道なき道を-大谷翔平の現在地-」用に

30分以上も話を聞いた時ののもだ。

今思えばなんて贅沢な。

なので、DVD内には、インタビューのほんの一部しか収録されていない。

例えば、投打二刀流をやる理由について。

「もっと上手くなりたいし、投げるのが上手くなりたい、

打つのが上手くなりたいとかじゃなくて、

全部が上手くなりたい。走るのもそうですけどね」

インタビューをした2016年11月時点では

「自分には盗塁の技術はない」と話していたが、

それから5年が経ち、

今ではチームトップの盗塁をマークしている。

どちらか一方をやっている選手に比べて

練習時間が少なくなることに関しては。

「人より考えている時間は絶対に自信を持っていますし、

常にそういうふうに考えている自身はありますね」

鏡の前を通ると、つい野球の動きをしてしまうという。

そんなときは、投手と打者、どちらの動きなのか。

「素振りなんですよね。はははははっ。素振りなんですよ。

影の位置が好きなポジションにあるようにして素振りをする」

「僕が好きな位置は、右斜め後ろに影がある時、すごく振りやすいですね」

今回紹介したエピソードは、

残念ながらDVDには収録されていないが、

インタビューの前後に

こんなことも話していたんだなと

想像しながら、

スーパースターになる前の

若き日の大谷翔平を、是非ご覧いただきたい。

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