立民・枝野代表 〝酒提供店への圧力〟は「政府に司令塔が存在していない」からとキッパリ

枝野幸男代表

立憲民主党の枝野幸男代表(57)は15日に国会内で行われた会見で、秋の第49回衆議院選挙で菅政権を倒して政権交代を目指す考えを改めて表明した。

冒頭、枝野氏は「連合の中央執行委員会に出席して衆院選に向けた政策協定を締結させていただいた。オリンピックのいわゆるバブルが弾けていることなどですね、菅政権そのものの体質、そして危機管理に対応できない、この構図そのものを大きく変えなければいけない」と語った。

菅義偉首相(72)は西村康稔経済再生担当相(58)の酒類の販売事業者に対して取引停止を要請した問題で釈明した。

その後、政府は酒類提供を続ける飲食店との取引停止要請を撤回。枝野氏は責任の所在についてこう述べた。

「私はコロナ禍が問題になってから1年半、同じことを申し上げてきたが、政府に司令塔が存在していない。そのことによって、そもそもこうしたスジ悪者(西村氏)が表に出てきた。そしてなおかつ、それに対する対応は大混乱を来している。ワクチンについても同じことが言える。司令塔なき危機管理という根本的なところで、安倍政権以来、この政権が間違え続けているということであり、政権を変えるしかないと思っています」

政権交代は実現するか。

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