横浜市教委、走行中の電車内で男性殴った教諭を停職

横浜市教育委員会

 横浜市教育委員会は15日、傷害の疑いで現行犯逮捕され、不起訴処分となった市立橘中学校(同市保土ケ谷区)の臨時的任用の男性教諭(37)を停職1カ月の懲戒処分にした、と発表した。教諭は同日付で依願退職した。

 市教委などによると、教諭は5月22日午後7時半ごろ、東急東横線の武蔵小杉─菊名間を走行中の電車内で、男性の顔を殴って約2週間のけがを負わせた。

 車内で女性に近づいていた男性を注意したところ、足を蹴られたため殴ったといい、市教委の調査に「手を出し、けがをさせてしまい申し訳ない」と話しているという。

 市教委西部学校教育事務所の末岡洋一所長は「極めて遺憾であり、大変申し訳ない。再発防止に向けて全力で取り組む」とコメントした。

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