隈研吾さんデザイン 観光施設開業 真庭に「グリーナブル ヒルゼン」

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パビリオン棟「風の葉」の前で行われた開業セレモニー

 真庭市が新建材CLT(直交集成板)を使って建設した観光文化発信拠点施設「グリーナブル ヒルゼン」(同市蒜山上福田)が15日開業した。真庭の豊かな自然と観光資源をPRし、市の活性化につなげる。

 施設は3棟で構成。高さ18メートルのパビリオン棟(愛称・風の葉、600平方メートル)と一部2階の展示棟(延べ985平方メートル)は、東京五輪・パラリンピックに合わせ、三菱地所(東京)が2019年12月に東京・晴海に建てたものを移築した。サイクリングセンター(50平方メートル)も新設。いずれも建築家隈研吾さんがデザインした。

 「風の葉」はイベント会場に使用。展示棟は、隈さんが手掛けた国内外の作品の縮尺模型を展示する「蒜山ミュージアム」が入居する。サイクリングセンターは地元のカヤをふき、自転車ツアーなどに関する情報を発信する。

 「グリーナブル」は、蒜山高原の環境保全を推進するブランド名で、阪急阪神百貨店(大阪市)と共同で作成した。同百貨店と開発した認定商品も展示棟内のショップで販売する。

 敷地面積は7582平方メートル。総事業費約20億円の約9割を国の交付金などで賄った。

 開業セレモニーで、太田昇市長が「真庭の自然と文化芸術が楽しめる拠点として活用したい」、隈さんが「木の聖地として世界中の関心が集まるはず」とあいさつしテープカットした。

 水曜休館だが、「風の葉」は常時見学できる。